Earth Wrap -vegan food wrap-

2020/08/24 18:00

Earth Wrapが生まれたきっかけ

<第一話>

 Back Ground 〜オーストラリアでの生活〜


みなさんはじめまして。
Earth Wrapは、2020年に日本で生まれたまだ新しいブランドです。
運営しているのは30代後半の同い年の夫婦と、二人の元に2019年末に産まれた、小さな男の子の三人。
私たち夫婦は、これまで4年あまり、エナジーバーを中心とする自然食品のブランドを運営してきました。
そんな私たちがエコラップのブランドを立ち上げることにした背景を、3回に分けてお伝えします。
初回は、【Back Ground編】として、私たちのアイデンティティに大きな影響を与えたオーストラリアでの生活から。




<2015年-メルボルンでの暮らし>
今から約5年前、私たち夫婦は勤めていた会社を辞め、オーストラリアに渡りました。
初めはシドニーの海沿いの街で、太陽を浴びながら2ヶ月あまりを、大好きなサーフィンをして過ごしました。


その後、メルボルンに渡り、予定通りローカルのカフェでバリスタとして働き始めました。
メルボルンは世界的にも有名なカフェの街であり、オーストラリアのカルチャーの中心でもあります。
街にはいたるところに美味しいエスプレッソの飲めるカフェがあり、街並みには緑が溢れる魅力的な都会です。


そしてオーストラリアは知られざる「エコ・オーガニック」の先進国でもあります。
持続可能な生き方を目指すパーマカルチャーという概念が生まれたのもオーストラリア。
島国であり、独自の生態系を持つことから、自然保護の考えが進んでいることも、その要因かもしれません。


そんなメルボルンで、私たちが何より楽しんでいたのがオーガニックグロサリー(食料品店)を訪れること。
オーガニックや自然栽培の野菜、果物のほか、無添加の惣菜や小さなローカルブランドの加工食品がならぶ店内は、見飽きることのない空間でした。




日本にいた時からずっと食品関係の仕事に携わってきましたが、それは目からウロコが落ちるような経験でした。
特に楽しいのは、インディペンデントで個性的な小さなブランドが多いこと。
食品、雑貨、化粧品など、パッケージも可愛くて、面白いアイテムがたくさんありました。
そこでの生活は、日常がとても楽しく、豊かさに溢れていました。
エコラップとの出会いはその時でした。
実は、初めはそれほどこのエコラップに惚れ込んではなくて、「良いものがあるな」というくらいの感覚でした。
だって正直なところ、使い捨てラップに比べると不便なことも多いのです。
電子レンジも冷凍庫もダメ。
だけど、エコラップを使うことで、自然と自分たちが食べているものに目が向くようになりました。
そして生活は少しスローダウンして、こころなしかゆとりが生まれたようにも。
そうやって1年余りをオーストラリアで過ごした私たちは、2016年に帰国しました。

帰国した私たちは、まだ日本でほとんどなかったエナジーバーの専門ブランドを立ち上げたのです。
もともと僕はアウトドアが好きで、サーフィン、登山、ヨガなどをライフワークにしていますが、栄養補給や質の高い食事のためにエナジーバーを活用していました。そしてオーストラリアでもっとも衝撃を受けたのがこのエナジーバーの多様さ、楽しさだったのです。

エコラップではなくてエナジーバー。最初に私たちが取り掛かったのは、もともとのフィールドである「食」でした。 

Mail Magazine

新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。